前回の外壁塗装は大手有名リフォーム会社の飛び込み営業で格安で行ったとのこと。よく聞く有名なリフォーム会社だったこともあり、また施主様自身も過去に数回塗装をやってきたので大丈夫だろうと思って決めたそうです。
ところが前回の塗装からわずか7年で全体的に塗膜が劣化、特に雨戸部分が激しく風で塗膜が舞う状態でした。施工会社に塗装のハガレを訴えたのですが、自宅の壁面状態が悪いとのことでまったく相手にされなかったそうです。
家自体は築30年と古くなってきたこと、お家の寿命をしっかりと保とうとのご意向から長持ちするしっかりと家を保護してくれる塗装をしようとのことで相談を受けました。
まず現状の壁面、そして家全体の調査の結果、外壁だけではなく換気扇の目詰り、エアコンの室外機カバー劣化、エアコン室外機銅管の露出、アルミサッシの動きも悪く、ベランダ部分の柵もが壊れているなど各部に損傷が見られました。
また雨樋の破損、瓦の割れなど重要な機能部品の劣化も激しくありましたので、外壁塗装と同時に各部のメンテナンスをすべて行いお家の状態を健全にする補修工事を行いました。
前回の塗装では、既存の外壁材にあわせた下地処理が行われていない部分、それと下地処理を一切することなく上塗り塗装されていた部分がありました。
このようにただしい下地処理が行われなかったために塗装が剥離してしまったのです。
塗装工事では下地処理を行わなかったとしても塗り終わったばかりの時には綺麗に見えます。ところが数年経つとこのような手抜き工事の結果は歴然とあらわれてきます。
本来の塗装工事は当たり前のことを当たり前にやるだけで、塗料の力を引き出した高耐久な外壁塗装をすることが可能なのです。