雪が降った翌日、天気が良くなり屋根に積もった雪が溶け出したことで雨漏りでお困りの方たちから連絡が相次ぎました。
こちらの工場も突然の雨漏りで仕事が止まってしまわないかとのご不安から連絡をいただきました。
すぐに現地に直行します。見ると工場の屋根に雨漏りによる水シミができています。工場内にもバケツが設置してありかなりの被害となっていました。社員さんたちが総出で工場内の機械にシートをかけたりと応急処置をしながら仕事をされています。
すぐに対応が必要ですがとりあえず水が天井から垂れてくるような状況は脱しているようです。この日は屋根修理に必要な作業の目処をつけて後日明るい時間に実際に屋根に登って調査をすることにしました。
調査の結果、屋根材を止めているボルトの防水が劣化していることがわかりました。
今後のメンテナンス性を考えてボルト部分に専用のキャップをかぶせて、さらにボルト部分のシールをすべて一本いっぽんやり直しました。
こちらが雨漏りが発生した工場屋根材を止めてあったボルトです。
そしてこちらが専用のキャップをかぶせて防水シーリングしたボルトの状態。
屋根材を押さえる部分に専用のキャップをつけてしっかりと防水しました。
今回の工場屋根材は定期的なメンテナンス塗装はされていたようですので、痛みや壊れている部分もなくまだまだ使えそうです。この屋根材の耐久性にあわせてボルト部分も同じくらいの耐久性を持たせたいものです。
つまり屋根材が壊れるまでボルト部分の補修も必要ないような工事ができればベストです。
ただしベストの工事をしても費用がかかりすぎてはあまり意味がありません。
今回は専用のキャップにサビヤーズというものを使用。このサビヤーズの中にしっかりとシーリング材を充填して既存のボルトにかぶせます。はみだしたシーリング材をきれいに屋根材と密着させて雨漏り修理は完成となります。
広い工場の屋根のボルトを一本いっぽんすべて丁寧に防水処理を行うことで雨漏りは確実に防げるはずです。